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ボイトレと歌の練習は別物?「歌が先・ボイトレは後」で伸びる理由

10月5日
読了時間: 7分
自宅でヘッドホンをつけマイクに向かって歌の練習をする女性

結論:ボイトレと歌は別物です。ボイトレは正しいフォームを身につける訓練で、歌はその技術を自分のセンスで使う行為。だから「ボイトレをやってから歌に活かす」より、「歌の中で困った箇所にボイトレを当てはめる」順番のほうが、練習の成果が歌に届きやすくなります。


この記事でわかること

  • ボイトレと歌の練習の違い

  • ボイトレを頑張っても歌が変わらない理由

  • 「歌が先・ボイトレは後」の練習の組み立て方

  • 一曲通しの練習が伸びにくい理由と、部分練習のやり方




ウタ子「毎日ボイトレしてるのに、カラオケだと全然変わんないんだけど😑」




MASAYAH「お、真面目だね。僕なんか昔、ボイトレ馬鹿にしてたのに」




ウタ子「それ今関係ある? こっちは真剣なんだけど😒」




MASAYAH「ごめんごめん。でもそれ、努力が足りないんじゃなくて、順番が逆なだけかも」




ウタ子「順番? ボイトレしてから歌うんじゃないの?」




MASAYAH「そこ。今日はその常識、ひっくり返しにきた😏」




ボイトレと歌は何が違う?


結論:ボイトレは声の正しいフォームを身につけるための訓練で、歌はその技術を自然な範囲で応用し、自分のセンスで選んで使う行為です。


スポーツで考えると分かりやすいです。素振りはフォームを固める練習で、試合はそのフォームを状況に合わせて使う場面。素振りがうまい人が、そのまま試合で打てるとは限りませんよね。


歌も同じで、ボイトレで「良い声」とされる発声が、そのまま歌で良い声になるとは限りません。曲の雰囲気、歌詞の意味、メロディの流れに合わせて、どの技術をどれくらい使うかを選ぶのが歌です。だから僕はレッスンで「ボイトレ単体では歌は上手くならない。ボイトレは歌を細かく分けたエッセンスにすぎない」と伝えています。


項目

ボイトレ

歌

目的

正しいフォームを身につける

技術を使って表現する

練習の単位

一つの動き・一つの音

フレーズ・曲全体

良し悪しの基準

正しい動きができているか

曲に合っているか・気持ちよく届くか

例えるなら

素振り

試合


ボイトレを頑張っても歌が変わらない理由


結論:ボイトレで身につけた動きが、歌のどの場面で必要なのかがつながっていないからです。フォームの練習と歌が別々のまま進んでいる状態です。


「ボイトレは毎日やっている、でも歌になると元に戻る」という相談は本当に多いです。これは努力が足りないわけではありません。ボイトレの練習メニューを、歌のどこで使うのかが決まっていないまま積み上げているので、歌う瞬間に体が昔の歌い方を選んでしまうんです。


独学か教室かで迷っている方も、まずこの「つながっていない状態」に気づけるかどうかが分かれ目になります。



「歌が先・ボイトレは後」の練習の組み立て方


結論:先に歌って困った箇所を見つけ、その箇所に合うボイトレを当てはめ、もう一度歌に戻す。この順番で回します。


ステップ1|まず歌って「困った箇所」を見つける

  • 歌いたい曲を一度歌い、苦しい・出ない・ひっくり返る箇所を歌詞カードに印をつける

  • 「全体的にダメ」ではなく、「この言葉のこの音」まで絞り込む


ステップ2|その箇所に合うボイトレを当てはめる

  • 息が続かないなら呼吸の練習、高音で詰まるなら喉の力を抜く練習、というように困りごとから逆算する

  • ボイトレのメニューを全部やるのではなく、今の困りごとに必要なものだけを選ぶ


ステップ3|すぐに歌へ戻す

  • ボイトレで掴んだ感覚が残っているうちに、印をつけたフレーズだけを歌う

  • 伴奏なしで固めてから、伴奏を流して歌う


ステップ4|「どこが疲れたか」で確認する

  • 歌い終わりにお腹が疲れていれば、良い発声ができているサイン

  • 喉が疲れていれば、まだ力みが残っているサイン。ステップ2に戻る




ウタ子「つまり、ボイトレって歌の困りごとを直すための道具ってこと?😮」




MASAYAH「そう。道具箱を全部ひっくり返すんじゃなくて、必要な工具だけ取り出す感じ」




ウタ子「でも、どの工具使うかが分かんないんだって」




MASAYAH「そこは僕の得意分野🎓 聴けば一発で分かる」




ウタ子「はいはい、すごいすごい。で、自分でやるならどうすんの」




MASAYAH「まずは疲れる場所を見る。喉かお腹か、それだけでもかなり絞れるよ」




一曲通しの練習は「練習」ではなく「リハーサル」


結論:一曲を通して歌うのは、練習ではなく仕上がりの確認です。練習は一音・一フレーズの単位で行うほうが、意識が途切れず確実に身につきます。


カラオケで一曲を何度も通して歌う練習は、一見たくさん練習したように感じます。でも曲が流れていると、意識が次々と先へ流されて、結局いつもの歌い方に戻ってしまう。気づいたら直したい箇所を通り過ぎている、というのはよくある話です。


だから練習は部分で行い、一曲通しは「本番前のリハーサル」と割り切るのがおすすめです。サビの入りなど、直したいフレーズを伴奏なしで固めてから曲を流す。この順番に変えるだけで、同じ練習時間でも伸び方が変わります。


練習の頻度とあわせて考えたい方は、こちらも参考にしてください。



🤔 よくある誤解Q&A


Q. ボイトレを毎日続ければ、自然と歌もうまくなる?

A. いいえ。ボイトレはフォームの訓練なので、歌のどの場面で使うかとつなげなければ、歌は変わりにくいままです。


Q. 一曲を通して何度も歌うのが一番の練習?

A. いいえ。一曲通しは仕上がりを確認するリハーサルです。練習は一音・一フレーズの部分単位で行うほうが身につきます。


Q. ボイトレのメニューは全部こなさないと意味がない?

A. いいえ。今の歌の困りごとに必要なメニューを選んで当てはめるほうが、効率よく歌に活かせます。


❓ よくある質問(FAQ)


Q1. ボイトレと歌の練習の違いは何ですか?

A. ボイトレは声の正しいフォームを身につける訓練で、歌の練習はその技術を曲に合わせて使う練習です。素振りと試合のような関係です。


Q2. ボイトレをしているのに歌が上達しないのはなぜですか?

A. ボイトレで身につけた動きと、歌の中で使う場面がつながっていないことが主な原因です。歌の困った箇所にボイトレを当てはめる順番にすると変わりやすくなります。


Q3. 「歌が先・ボイトレは後」とはどういう意味ですか?

A. 先に歌って困った箇所を見つけ、その箇所に必要なボイトレを当てはめ、すぐに歌へ戻すという練習の順番のことです。


Q4. 練習で良い発声ができているかは、どう判断すればいいですか?

A. 歌い終わりにどこが疲れたかで判断できます。お腹が疲れていれば良い発声、喉が疲れていれば力みが残っているサインです。


✏️ まとめ:ボイトレは歌のための道具、主役は歌


ボイトレと歌は別物で、主役はいつも歌です。先に歌って困った箇所を見つけ、そこに必要なボイトレを当てはめて、すぐに歌へ戻す。一曲通しはリハーサルと割り切って、練習は部分で。順番を変えるだけで、毎日の努力がちゃんと歌に届くようになります。




ウタ子「今までの努力、ムダじゃなかったってことね。順番変えるだけで😳」




MASAYAH「ムダなんかじゃないよ。積み上げた分、つながった瞬間に一気に伸びる」




ウタ子「…今日はまともなこと言うじゃん」




MASAYAH「僕はいつもまともだよ😏 君ならすぐ変わる。期待してる」




ウタ子「はいはい。じゃあ今夜は、サビの入りだけ練習してみる」




MASAYAH「いいね。一曲通しは、仕上がってからのお楽しみで🔥」




一人でやってみて「これ合ってるのかな?」となったら、無料体験レッスンで一度プロの耳を借りてみてください。



今日もどこかで、あなたの歌がちょっと良くなりますように。

歌で世界を一つに MASAYAH(手書き署名)

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著者:MASAYAH


明治大学経営学部国際経営学科卒。ニューヨークとロサンゼルスでボイストレーニングを受けながら、日米のメジャーアーティストの制作に関わる。新宿にラニーボーカルスクール東京を創設しこれまで約3,000人をボイトレ指導。テレビやYouTubeなどメディアにも多数出演。

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