副業ボイストレーナーの始め方|週末だけ・月数万円からの現実的プラン
- 7月13日
- 読了時間: 6分
更新日:7 日前

結論:副業ボイストレーナーは「収入額」からでなく「1人に教える経験」から始めるのが最短ルートです。本業を辞めずに、週末だけで無理なく続けられます。
この記事でわかること
副業ボイストレーナーが本業と無理なく両立できる理由
「月◯万円」という金額から始めてはいけない理由
週末だけで実際に回せる、現実的な5つのステップ
最初につまずきやすいポイントとその避け方
副業から少しずつ育てていくための考え方
「歌を教えることを副業にできたら」。そう考えて調べ始めると、「月10万円」「月20万円」といった数字がまず目に入ってきますよね。でも、その数字を先に追いかけると、たいてい途中で心が折れます。指導歴15年、新宿でラニーボーカルスクール東京を運営し約3,000人を指導してきた立場から、無理なく続けられる副業ボイストレーナーの始め方を順番にお話しします。
なぜ「収入額」から始めるとつまずくのか
結論:収入額を先に決めると、生徒がまだいない段階から焦りが生まれ、価格設定や集客の判断がすべて歪んでしまうからです。
副業でボイストレーナーを始める人の多くが、最初に「月◯万円稼ぐには何人必要か」という逆算から入ります。一見合理的に見えますが、これがつまずきの始まりです。まだ1人も教えたことがない段階で人数目標を立てると、単価を下げてでも人数を集めようとしたり、逆に自信のなさから高すぎる金額を提示して申し込みがゼロになったり、判断がぶれます。
3,000人を指導してきて感じるのは、副業として続いている人と数か月でやめてしまう人の違いは、収入の多い少ないではなく「教えることそのものに手応えを持てたかどうか」だということです。手応えは、金額ではなく「生徒さんの声が変わった瞬間」から生まれます。だからこそ、最初に決めるべきは金額ではなく「誰に、何を教えるか」なのです。
副業ボイストレーナーを始める5つのステップ
結論:いきなり生徒集めをせず、「教える中身を固める→1人に教える→頻度を決める→単価を決める→存在を見せる」の順で進めると、本業と無理なく両立できます。
1. 教える中身を固める
やること:自分がどんな発声理論・練習法で教えるのかを、他人に説明できる形に言語化しておく
やること:我流ではなく体系立てた理論を一度学び直す(ここが独学と最も差がつく部分です)
2. まず1人に教えてみる
やること:友人・知人・家族など、身近な人に無料か格安で1回教えてみる
やること:金額よりも「30分、人に教えきれるか」を確認する。これが副業としてやっていけるかの一番の試金石になります
3. 頻度と時間帯を先に決める
やること:週末のみ、平日夜のみなど、本業と衝突しない枠をカレンダーに先に確保する
やること:最初から「土日どちらか3時間まで」のように上限を決め、本業への影響が出ない範囲を守る
4. 単価は相場でなく自分の適正で決める
やること:ネット上の相場をそのまま真似せず、「この内容ならこの金額を払ってもらって恥ずかしくない」と思える額から始める
やること:最初の数人は経験値として割り切り、実績ができてから見直す前提にしておく
5. 完璧な発信を目指さない
やること:SNSや知人への一言で「歌を教えている」ことをまず知らせる
やること:本格的な集客の仕組みづくりは、生徒が3人を超えてから考えれば十分間に合う
副業として軌道に乗ってきたら、本業からの独立を視野に入れた開業の全体設計が必要になります。その手順はこちらにまとめてあります。
つまずきポイント|副業ボイストレーナーが途中でやめてしまう理由
結論:多くの挫折は集客の失敗ではなく、「本業との時間の奪い合い」と「教える中身への自信のなさ」から起きます。
本業との時間管理の甘さ:副業だからと気軽に予定を入れすぎて、本業に疲れが出てから初めて無理に気づくケースが目立ちます。最初に決めた枠を守ることが、長続きの一番の秘訣です
「資格がないと教えられない」という思い込みで動けなくなる:資格がなくても教え始めること自体は可能です。ただし、我流のまま生徒が増えると「聞かれたことに答えられない」場面が増え、それが自信喪失につながりやすいのも事実です
自宅の防音・場所の問題を後回しにする:オンラインなら場所の制約はありませんが、対面を考えるなら早めに環境を確認しておくべきです
発信を頑張りすぎて疲れる:副業初期はSNS運用に時間を取られすぎがちです。
🤔 よくある誤解Q&A
Q. 副業ボイストレーナーは、まとまった資格がないと始められない?
A. いいえ。始めること自体に資格は必須ではありません。ただし生徒が増えるほど「説明できる理論」の有無が差になっていきます。
Q. 副業なら価格は安くしないと生徒が集まらない?
A. 安さより「この人に習いたい」と思わせる中身のほうが重要です。安易な値下げは、後で単価を上げにくくする原因にもなります。
Q. 副業として月10万円以上は現実的?
A. 個人差が大きく、断定はできません。時間の確保できる量、経験、発信力によって幅があるとだけお伝えします。
Q. SNSのフォロワーが少ないと副業は無理?
A. 最初の1〜3人はフォロワー経由でなく、身近な人からのつながりで十分です。発信力は後から育てられます。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 副業ボイストレーナーは何から始めればいいですか?
A. 収入目標を立てる前に、まず身近な1人に実際に教えてみることから始めるのが最短ルートです。
Q2. 本業を辞めずに続けられますか?
A. 週末や平日夜だけなど、最初に枠を決めて守れば、多くの人が本業と両立しています。
Q3. 副業として始める場合、資格は必要ですか?
A. 始めること自体に必須ではありません。ただし体系立てた理論を学んでおくと、生徒からの質問に答えられずに自信を失う場面を減らせます。
Q4. 単価はどう決めればいいですか?
A. 相場をそのまま真似るのではなく、提供する内容に見合った金額を自分で決め、実績を積みながら見直していくのが現実的です。
Q5. 副業から独立を目指すこともできますか?
A. 可能です。副業期間で「教える経験」と「小さな実績」を積んでから、開業の全体設計に進む流れが無理がありません。
✏️ まとめ:金額でなく「1人に教える経験」から
副業ボイストレーナーの始め方は、①教える中身を固め、②まず1人に教えてみて、③頻度を先に決め、④単価は自分の適正で決め、⑤発信は完璧を目指さない、という順番でした。「月◯万円」という数字に焦る前に、まず目の前の1人にしっかり教えられるかを確かめてみてください。
その先で「体系立てて教えられるようになりたい」と感じたら、我流を理論に変える学び方があります。私が主宰するラニーシンガーズアカデミー(LSA)では、発声理論から指導の言語化までをオンラインで学べます。副業からのスタートを含めて、あなたに合った形を無料の個別説明会で一緒に設計できますので、話を聞いてみたい方はこちらからどうぞ。
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著者:MASAYAH
明治大学経営学部国際経営学科卒。ニューヨークとロサンゼルスでボイストレーニングを受けながら、日米のメジャーアーティストの制作に関わる。新宿にラニーボーカルスクール東京を創設しこれまで約3,000人をボイトレ指導。テレビやYouTubeなどメディアにも多数出演。


