音大卒業後の進路にボイストレーナーという選択肢|就活期に知っておきたい道
- 6 日前
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結論:音大卒業後の進路というと、オーケストラや音楽教室、一般企業への就職が思い浮かびがちですが、「教える」を仕事にするボイストレーナーという道は、専攻や専門ジャンルを問わず選べる現実的な選択肢のひとつです。
この記事でわかること
音大卒業後によくある進路の選択肢
ボイストレーナーという道が音大生に向いている理由
音楽理論の知識がある人がつまずきやすいポイント
就活と並行して準備できること
音大出身でなくても指導を続けてきた立場からの視点
就活の時期になると、「せっかく音楽を専攻したのに、音楽と関係のない仕事に就くのは違う気がする」と感じる方は少なくありません。かといって演奏だけで食べていく道は狭き門です。ここでは、そのあいだにある「教える」という選択肢について、音大出身ではないながらも新宿でラニーボーカルスクール東京を運営し約3,000人を指導してきた立場からお話しします。
音大卒業後によくある進路とボイストレーナーの位置づけ
結論:演奏活動・音楽教室講師・一般企業就職という主な選択肢のあいだに、ボイストレーナーという道が実はほとんど知られていません。
音大の卒業後の進路は、オーケストラや吹奏楽団などの演奏活動、ピアノや声楽の個人・教室講師、音楽とは関係のない一般企業への就職が中心になりがちです。ボイストレーナーは、ポップスやロックなど幅広いジャンルの「歌う人」を対象にする仕事のため、クラシック中心の音大のカリキュラムでは進路として案内されにくい分野です。ですが実際には、発声の基礎理論は声楽で学んできた内容と重なる部分が多く、ジャンルを広げる形で参入しやすい仕事でもあります。
音楽理論の知識がある人がつまずきやすいポイント
結論:音楽理論を体系立てて学んできた人ほど、「感覚で歌ってきた生徒」への教え方でつまずきやすい傾向があります。
音大で学んできた理論は強みですが、生徒の多くは楽譜もコードも読めない状態で歌っています。理論を専門用語のまま伝えても届かず、「なぜ喉が締まるのか」を生徒の言葉のレベルまで翻訳し直す作業が必要になります。実際、私自身は楽譜も読めずコードも分からないまま指導を続けてきましたが、それでも成立しているのは、専門知識の量より「相手に伝わる言葉に変換できるか」の方が指導力を左右するからです。この感覚については、こちらでも詳しく触れています。
就活と並行して準備できること
結論:就活の面接対策と同じ時期に、発声理論を体系立てて学び直す準備を始められます。
音楽理論の基礎知識があるぶん、発声理論の学習自体は比較的スムーズに進む方が多い印象があります。就活の面接対策と並行して、オンライン講座で発声理論と指導法を学び直しておけば、卒業と同時に「教える側」としての一歩を踏み出す準備が整います。年齢を理由に始めるかどうか迷っている方向けの内容ですが、こちらの記事も参考になります。
演奏家としての視点が「教える」ことでさらに深まる理由
結論:人に教えるという経験は、自分自身の歌唱・演奏をメタ認知的に見直すきっかけになります。
音楽を専攻してきた人ほど、感覚的にできていることが多いぶん、それを言葉にして人に伝える経験自体が新しい訓練になります。教えることで自分の演奏の癖や無意識にやっていることに気づき、演奏家としての解像度が上がったという声は、私自身の生徒からもよく聞きます。この仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
🤔 よくある誤解Q&A
Q. 音大出身でないとボイストレーナーにはなれない?
A. いいえ。私自身も音大出身ではありませんが、体系立てて学び直すことで指導を続けてきました。学歴は必須条件ではありません。
Q. クラシック専攻だとポップス系は教えられない?
A. ジャンルが違っても発声の基礎は共通する部分が多く、学び直しで対応できる範囲です。
Q. 就活の時期に資格の勉強を始めるのは遅い?
A. むしろ卒業と同時に動き出せるよう、就活と並行して準備を始める人は珍しくありません。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 音大卒業後、ボイストレーナーになるにはどんな準備が必要ですか?
A. 演奏の専門知識に加えて、発声理論を「人に伝える言葉」として学び直す準備が必要です。
Q2. 音楽理論を専門的に学んだことは有利になりますか?
A. はい。基礎知識があるぶん学び直しはスムーズですが、専門用語をそのまま使わず、生徒に伝わる言葉に翻訳する力が別途必要です。
Q3. クラシック以外のジャンルを教えることはできますか?
A. 発声の仕組み自体は共通するため、学び直しによってジャンルを広げて教えることは十分可能です。
Q4. 就活と同時に資格取得を目指すのは現実的ですか?
A. はい。面接対策と並行してオンラインで学べる講座もあり、卒業と同時にスタートしている方もいます。
Q5. 演奏家としてのキャリアと両立できますか?
A. 多くの方が演奏活動と並行して指導を行っています。教えることが演奏の質を高めるきっかけにもなります。
✏️ まとめ:教えるという選択肢は、演奏を辞めることではない
音大卒業後の進路として、ボイストレーナーはまだあまり知られていない選択肢ですが、演奏の専門知識を土台に、伝える力を育てていける現実的な道です。教えることは演奏を諦めることではなく、自分自身の音楽をさらに深める機会にもなります。
資格や学び方も含めて、あなたに合った最短ルートを一緒に考えられます。
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著者:MASAYAH
明治大学経営学部国際経営学科卒。ニューヨークとロサンゼルスでボイストレーニングを受けながら、日米のメジャーアーティストの制作に関わる。新宿にラニーボーカルスクール東京を創設しこれまで約3,000人をボイトレ指導。テレビやYouTubeなどメディアにも多数出演。


