top of page

低い声に深みが出ない原因|軽い声を卒業するチェストボイスの鍛え方

5 日前
読了時間: 7分
マイクに向かって歌う男性

結論:低い声に深みが出ない主な原因は、声を前に押し出す癖と息漏れです。喉の奥を少し後ろに引いて響く空間を作り、声帯をしっかり閉じて息を声に変えると、低音に厚みと深みが出てきます。


この記事でわかること

  • 低い声が軽く・薄く聞こえる原因

  • 深みのある低音を作る2つの条件

  • 今日からできるチェストボイスの練習

  • 練習でつまずきやすいポイント




ウタ子「私の低い声、なんかスカスカなんだよね。重みがないっていうか😕」




MASAYAH「高い声の悩みはよく聞くけど、低音で悩むとは。お目が高い」




ウタ子「褒めてんの? 茶化してんの?」




MASAYAH「褒めてる😏 だって低音の深みって、最後に差がつくとこだから」




ウタ子「最後? 高い声のほうが難しいんじゃないの」




MASAYAH「高い声は練習すればわりと誰でも出るようになる。深みは、意識しないと一生出ない」




低い声が軽く・薄く聞こえる原因


結論:普段の発声が口の前のほうに偏り、喉の奥の響きを使えていないことが一番の原因です。そこに息漏れが重なると、声の芯まで細くなります。


声が軽く聞こえる人の多くは、声を前へ前へと押し出す話し方・歌い方が習慣になっています。前に出す声は明るくて通りやすい一方で、喉の奥の空間で響く「重みのある成分」が抜け落ちてしまう。レッスンでも、普段の発声が前方の軽い音に偏っていて、後ろに引いた重みのある声を使えていない、という診断をすることがよくあります。


もう一つの原因が息漏れです。声帯の閉じが甘いと、送り込んだ息の一部が声にならずに漏れていきます。僕はよく「バケツに穴が開いた状態」と説明しています。穴から漏れたぶんは、ぼやけた響きになって、声の厚みを削ってしまいます。息漏れが気になる方は、声帯の閉じ方の練習から始めるのも近道です。



深みのある低音を作る2つの条件


結論:深みのある低音には「喉の奥に響く空間があること」と「息がしっかり声に変わっていること」の2つが必要です。


条件

できていない状態

できている状態

響く空間

声が口の前で鳴り、薄く明るい

喉の奥がほんの少し開き、太く落ち着いた響き

息の変換

息が漏れてかすれ、芯が細い

息がまっすぐ声になり、厚みがある


響く空間は、あくびの始まりのように喉の奥をほんの少し後ろに引くと生まれます。息の変換は、声帯をやさしく、でもしっかり閉じることで整います。どちらか片方だけでは深みは出ません。2つがそろって初めて、低音が「重みのある声」に変わります。




ウタ子「喉を後ろに引くって、どういう感じ? 全然イメージ湧かないんだけど😑」




MASAYAH「あくびをかみ殺す瞬間、喉の奥がふわっと広がるでしょ。あれ」




ウタ子「あー、それならわかるかも」




MASAYAH「あとは牛のモノマネ。口閉じて、低い声で『うーん』って🐮」




ウタ子「牛? ふざけてない?😒」




MASAYAH「大真面目。これ、喉が下がって響く空間ができる練習なんだよ」




今日からできるチェストボイスの練習


結論:喉の奥の空間を作る練習から始め、息を声に変える練習、低音で響きを後ろに保つ練習の順に進めます。


ステップ1|牛の「うーん」で空間を作る

  • 口を閉じたまま、低めの音で「うーん」と牛のように声を出す

  • 喉が下がり、喉の奥が広がる感覚をつかむ

  • 少しずつ音程を上げても、その広がりが保てるか確かめる


ステップ2|口をすぼめて重みのある音を出す

  • 口を軽くすぼめ、息を喉の奥で止めるような意識で「おー」と出す

  • こもったような、重みのある音が出たら正解

  • 前に押し出す感覚が出たら、一度止めてやり直す


ステップ3|短く鋭い息で声の芯を作る

  • 犬が息をするように「ハッ、ハッ」と短く息を吐き、みぞおちが動く感覚をつかむ

  • その勢いのまま「ア」と短く声を出し、声の立ち上がりを速くする

  • 立ち上がりが速いと、息が漏れずに声の芯が太くなる


ステップ4|低音域で、あくびの声を後ろに引いて歌う

  • 歌う曲の低いフレーズだけを取り出し、あくびの喉のまま歌う

  • 声が前に飛び出したら、喉の奥に戻すイメージで歌い直す

  • 毎日の習慣にすることで、普段の声にも深みが残るようになる


声の大きさそのものに悩んでいる方は、息の使い方から見直すのも効果的です。



練習でつまずきやすいポイント


結論:低音を出そうとして喉を押し下げたり、力で声を太くしようとしたりすると、喉が疲れるだけで深みは出ません。


一番多いのは、低い声を「作ろう」として喉に力を入れてしまうケースです。声を太くしようと押し込むと、喉が締まって逆に響きがなくなります。深みは力で作るものではなく、空間と息で自然に生まれるもの。練習後に喉が疲れていたら力みのサイン、お腹が少し疲れているくらいがちょうどいいと覚えておいてください。


自分の声を外から聴く習慣があると、深みが出てきた変化にも気づきやすくなります。



🤔 よくある誤解Q&A


Q. 低い声に深みがないのは、生まれつきの声質だから?

A. いいえ。多くは声を前に押し出す癖や息漏れが原因です。喉の奥の空間と息の使い方を変えると、深みは後から育てられます。


Q. 低音を太くするには、喉に力を入れて押し下げればいい?

A. いいえ。力で押し下げると喉が締まり、かえって響きがなくなります。あくびのように喉の奥を広げることが大切です。


Q. 高い声が出せれば、低い声は練習しなくていい?

A. いいえ。低音の深みは歌全体の厚みや説得力につながる、最後に差がつくポイントです。


❓ よくある質問(FAQ)


Q1. 低い声に深みが出ない原因は何ですか?

A. 主な原因は、声を口の前に押し出す癖で喉の奥の響きが使えていないことと、息漏れで声の芯が細くなっていることです。


Q2. チェストボイスとは何ですか?

A. 胸に響くような、低めの音域で使う地声のことです。喉の奥の空間と、息がしっかり声に変わることで、厚みと深みのある響きになります。


Q3. 低音の深みを出すために、まず何を練習すればいいですか?

A. 口を閉じて低い音で「うーん」と声を出し、喉の奥が広がる感覚をつかむ練習から始めるのがおすすめです。


Q4. 低い声の練習で喉が疲れるのはなぜですか?

A. 声を太くしようとして喉に力が入っているサインです。力で押し込まず、空間と息で響かせる意識に切り替えてください。


✏️ まとめ:深みは力ではなく、空間と息で生まれる


低い声に深みが出ないのは、才能ではなく、声を前に押し出す癖と息漏れが原因であることがほとんどです。喉の奥にあくびのような空間を作り、息をまっすぐ声に変える。この2つを毎日の習慣にすれば、軽かった声にも少しずつ重みが宿っていきます。




ウタ子「牛のモノマネ、家でこっそりやってみる。誰にも見られたくないけど😅」




MASAYAH「いいじゃん。見られてないとこでやる練習が、一番伸びるんだよ」




ウタ子「なにそれ。こっそり練習のすすめ?」




MASAYAH「そう😏 で、続けたら君の声はちゃんと変わる」




ウタ子「…ちゃんと、ね。じゃあ信じてやってみる😳」




MASAYAH「うん。変わったら一番に聴かせて」




一人でやってみて「これ合ってるのかな?」となったら、無料体験レッスンで一度プロの耳を借りてみてください。



今日もどこかで、あなたの歌がちょっと良くなりますように。

歌で世界を一つに MASAYAH(手書き署名)

次に読む



著者:MASAYAH


明治大学経営学部国際経営学科卒。ニューヨークとロサンゼルスでボイストレーニングを受けながら、日米のメジャーアーティストの制作に関わる。新宿にラニーボーカルスクール東京を創設しこれまで約3,000人をボイトレ指導。テレビやYouTubeなどメディアにも多数出演。

bottom of page