息が漏れる・かすれ声を直す方法|声帯の閉じ方を鍛えるトレーニング

結論:歌声から息が漏れてかすれてしまうのは、声帯がしっかり閉じきる前に声を出し始めてしまっていることが主な原因です。声帯を「ドア」に例えると、そのドアをきちんと閉じる感覚を養うトレーニングが、かすれ声の改善につながります。
この記事でわかること
息が漏れる・かすれ声になる仕組み
声帯を「ドア」として捉える考え方
今日からできる声帯を閉じるトレーニング
やりすぎに注意したいポイント
ウタ子「歌うと声がかすれちゃうんです。息っぽい声だともよく言われます」
MASAYAH「それ、ハスキーな声質だから仕方ないって諦めてませんか?」
ウタ子「まさにそう思ってました」
MASAYAH「実は声帯の閉じ方のクセであることが多いんですよ。今日はそこを説明させてください」
息が漏れる・かすれ声になる仕組み
結論:声帯が完全に閉じる前に息を送り込んで声を出すと、声にならない空気がそのまま漏れ出し、それがかすれや息っぽさとして聞こえます。
声は、左右の声帯が閉じて、そこに空気が当たって振動することで生まれます。このとき声帯の閉じ方が甘いと、振動に変わらなかった空気がそのまま漏れ出てしまい、これが息っぽい・かすれた声として聞こえる原因になります。声帯そのものが弱いわけではなく、閉じるタイミングや強さの感覚がうまくつかめていないだけ、というケースがほとんどです。
声帯を「ドア」として捉える考え方
結論:声帯は筋トレのように鍛えて太くするものではなく、「ドア」のように開閉の強さ・タイミングを感覚的に覚えるものだと捉えると、練習の方向性がはっきりします。
声帯を、開いたり閉じたりする1枚のドアだとイメージしてみてください。ドアがきちんと閉まりきらないまま風(息)が吹き抜けてしまう状態が、まさに息漏れ・かすれ声です。大切なのは声帯を力任せに固めることではなく、必要なタイミングでしっかり閉じきる感覚を、体に覚え込ませていくことです。裏声のスカスカした響きにも同じ仕組みが関わっていることが多いので、こちらの記事も参考になります。
ウタ子「ドアがちゃんと閉まってないから、息が吹き抜けちゃうんですね」
MASAYAH「そのイメージが一番しっくりくると思います」
今日からできる声帯を閉じるトレーニング
結論:うがいをするときのような、喉の奥をしっかり閉じる感覚を利用した発声練習が、声帯の閉じ方を体感的につかむ近道です。
うがいをするときの喉の奥の状態を思い出してみてください。あの、しっかりと喉を閉じている感覚のまま、短く「ハッ」と声を出す練習をしてみます。息が漏れずにパキッとした声が出せたら、声帯がきちんと閉じられているサインです。これができたら、同じ感覚を保ったまま少しずつ音を伸ばしていく練習に進み、閉じた状態を長く保てるようにしていきます。
やりすぎに注意したいポイント
結論:声帯を閉じる感覚をつかもうとするあまり、喉全体を力ませて締めつけてしまわないよう注意が必要です。
声帯をしっかり閉じることと、喉全体に力を入れて締めつけることはまったく別物です。閉じる練習をしているつもりが、いつの間にか喉声のように喉全体が力んでしまっているケースは少なくありません。練習中に喉の周りが苦しくなってきたら、一度力を抜いてリセットし、あくまで声帯だけがそっと閉じる感覚を探すようにしてください。
🤔 よくある誤解Q&A
Q. かすれ声は生まれつきの声質だから仕方ない?
A. 多くの場合、声帯の閉じ方の感覚の問題であり、練習によって改善が見込めます。
Q. 声帯は筋トレのように鍛えるべき?
A. いいえ。声帯は太く鍛えるものというより、開閉のタイミングと強さを感覚的に覚えるものです。
Q. 声帯を閉じる練習は喉に力を入れれば早く身につく?
A. 喉全体に力を入れて締めつけるのは逆効果です。声帯だけがそっと閉じる感覚を探すことが大切です。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 歌声から息が漏れる・かすれるのはなぜですか?
A. 声帯が完全に閉じきる前に声を出してしまい、声にならない空気が漏れ出していることが主な原因です。
Q2. 声帯はどう捉えればいいですか?
A. 太く鍛えるものではなく、「ドア」のように開閉の強さ・タイミングを感覚的に覚えるものと捉えます。
Q3. 今日からできる練習はありますか?
A. うがいをするときのように喉の奥を閉じる感覚のまま、短く「ハッ」と声を出す練習が有効です。
Q4. 練習で注意することはありますか?
A. 声帯を閉じようとするあまり、喉全体を力ませて締めつけてしまわないよう注意することです。
✏️ まとめ:かすれ声は「閉じ方」の感覚から見直す
歌声から息が漏れてかすれるのは、声帯が閉じきる前に声を出してしまっていることが原因です。うがいの感覚を借りた練習で、声帯をそっと閉じるタイミングをつかんでみてください。
ウタ子「うがいの感覚、明日の練習で早速試してみます」
MASAYAH「パキッとした声が出せたら、それがサインですよ」
一人でやってみて「これ合ってるのかな?」となったら、無料体験レッスンで一度プロの耳を借りてみてください。
今日もどこかで、あなたの歌がちょっと良くなりますように。

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著者:MASAYAH
明治大学経営学部国際経営学科卒。ニューヨークとロサンゼルスでボイストレーニングを受けながら、日米のメジャーアーティストの制作に関わる。新宿にラニーボーカルスクール東京を創設しこれまで約3,000人をボイトレ指導。テレビやYouTubeなどメディアにも多数出演。


